『ヴィオラートのアトリエ ~グラムナートの錬金術士2~』(-れんきんじゅつしツー Atelier Viorate ~Alchemist of Gramnad 2~)は、2003年6月26日にガストより発売されたプレイステーション2用ソフト。映像DVDなどが付属した初回限定版も発売された。また2004年7月8日にはガストベストプライスとして廉価版も発売された。
錬金術でアイテムを調合するのが特徴のRPG「アトリエシリーズ」の5作目(外伝的作品を除く)であり、A5の通し番号を振られている。A4にあたる『ユーディーのアトリエ 〜グラムナートの錬金術士〜』と合わせ、特に「グラムナートシリーズ」と呼ばれる。なお時代設定は『ユーディーのアトリエ』から約25年後で、ストーリー上の繋がりは薄い。前作同様ザールブルクシリーズのキャラが一部ゲスト出演している。ザールブルクシリーズに換算するとエリーのアトリエの少し後の話。
本作品の特徴は、主人公ヴィオラート(ヴィオ)が経営する「錬金術の店」である。カナーラント王国の片田舎「カロッテ村」を活性化させることが目的であるが、ヴィオの店が人気になるほど村への訪問客が増え、村が大きくなっていく。また、店の品揃えが村の発展の方向性に大きな影響を与える。
また、前作ユーディーでは廃止された期限の概念が復活。一定の期限内に条件を満たすことで9種類のエンディングに分岐する。そのほか戦闘では特定のキャラクターの組み合わせがパーティー内にいる時に発動可能な「合体必殺技」が実装された。
少女ヴィオラート(ヴィオ)の住むカロッテ村は、経済低迷による過疎化に悩んでいた。ヴィオの両親もカロッテ村を見限り見知らぬ町に引っ越すことになったが、村を離れたくないヴィオラートは両親ともめにもめた結果、「両親が引越し先で落ち着くまでの3年間は村に残ってもいい、その間に店を持って立派に暮らしていけるようになっていればそのまま村に残ってもいい」という約束をする。ヴィオは、旅の錬金術士アイゼルに教わった錬金術を使ってお店を開き、カロッテ村復興のための村おこしをするのであった。
なお、公式HPではヴィオラートとアイゼルの出会いを中心とした「プレストーリー」を見る事ができる。
- Wikipediaより -